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2017/10/07 08:10

来週の外為相場見通し 10/9-13


今週最大の材料だったアメリカの9月の雇用統計は、重視される非農業部門の雇用者数が予想外にマイナスになりました。ハリケーンの影響が大きいと分析されています。ただ、失業率が改善、賃金が増加傾向にあることを示しました。

雇用統計を受け米国債利回りが上昇、米ドルが幅広く買われました。しかし、ロシアの通信社RIAが、訪朝から帰国したロシア下院の外交委員会の3議員の話として、「北朝鮮が長期距離ミサイルの発射準備をしている」と伝えたことでリスク回避ムードが強まりました。ドルが売られ、対円で小幅安に転じました。

来週前半は雇用統計の影響が残るとみられます。FRBが議事録を公表しますが、タカ派な内容になると予想されます。その一方で、北朝鮮が10日の朝鮮労働党の創立記念日の前後に挑発行動を起こすとの警戒感が強くあります。ドルの対円相場は上昇する傾向が強いものの、リスク回避で大幅に下落する可能性もあります。振れが大きくなるかもしれません。日本の衆院選をめぐる動きも円相場に影響することが予想されます。

イギリスのメイ首相がブレグジットに関する演説をして以降、ポンドが売られています。明確な将来像を描けないメイ首相に不満が高まっていて、辞任を求める圧力が強まりました。来週も引き続き軟調に推移するとの見方が優勢です。

ユーロは引き続きスペイン情勢の影響を受けそうです。住民投票を終えたカタルーニャ州が9日にも独立を宣言する可能性があります。しかし、裁判所が「投票は違憲」との判断を示していて、混乱が強まる可能性があります。

6日の取引で、カナダドルの下値の硬さが意識されました。来週は中央銀行のウィルキンス副総裁の講演が予定されています。カナダドルは堅調に推移するとの見方が少なくありません。

来週は、オーストラリアの主要な経済データの発表がありません。豪ドルは、マーケット全体のドルの動向、中国の経済指標に左右されそうです。

NZドルは来週大きく振れる可能性があります。連立政権樹立のキャスティングボードをにぎるNZファースト党が12日までに国民党につくか、労働党につくかの方針を決める予定です。労働党主導の3党連立になった場合、NZドルが売られる可能性があります。国民党とNZファーストの連立であれば、NZドルが買い戻されるとみられています。

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