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海外FX報告 – 特別編

中央銀行にあたるスイス国立銀行が15日、3年半前に開始したユーロの対スイスフラン相場の上限(1ユーロ=1.20スイスフラン)をサプライズ撤廃したことで、スイスフラン相場が短時間で急騰した。これを受け、スイスフランの取引を取り扱う世界のFX業界や大手銀行で巨額損失が発生した。

FXCM、救済融資で窮地免れる

米国最大手のFXCMは、顧客に2億2500万ドルの債務が発生、自己資本規制に抵触する恐れがあると発表した。ユーロフランとドルフランが急激に下落したことで顧客が多額の損を出し、高レバレッジの顧客の多くの口座がマイナスになった。

これを受けて、ニューヨーク証券取引所の16日の取引開始前の場外取引で株価が88%下落した。取引停止の状態が続いたが、ジェフリーズが仲介する形で投資会社ルーカディア・ナショナル(Leucadia National)が3億ドルを融資することで合意、破たんを免れた。融資は当初年利10%で期限2年のシニア有担保ローン。16日の時価総額は7000万ドルまで急減した。

対照的に、米国の上場会社ゲイン・キャピタルはスイス急騰で利益を出した。財務的に問題がないとする声明を発表した。株価は2.9%上昇、16日の時価総額は3億5200万ドル。

インターラクティブ・ブローカーズは顧客数人に大きな債務が発生したが、会社全体では影響は限定的としている。
カナダに本拠地があるオアンダは、一部の顧客の損失を免除する措置をとる方針を発表した。

大手銀、ファンドも巨額損

シティグループとドイチェバンクは、スイスフランの急騰でそれぞれ1億5000万ドルの損失。バークレイズの損失は6億ドル近くに達した模様。

この他、米ディスカバリー・キャピタル・マネージメント、英コマック・キャピタルなどのヘッジファンドも巨額損を出した。

英、NZにも影響

アルパリUKは「顧客の大半が損失をカバー出来ない状態になった」とする声明を発表、資本規制を順守できなくなった。アルパリジャパンの親会社であるアルパリUKは16日付で経営破たんした。FXCMがアルパリUKを買収する方向で交渉しているとの情報がある。

ロンドン・キャピタル・グループは、スイスフランの急騰による損失は170万ポンド程度だと発表した。

IGグループは、顧客の損失は約5000万ドルにのぼるが、会社の財務体質には問題がないとしている。

英プラス500は「財務や取引ポジションに重大な影響がないことを確認した」との声明を出した。

デンマークのサクソバンクは、顧客の一部に損失があるが、会社の財務体質は強固だと発表した。

ニュージーランドのグローバル・ブローカーズNZは、巨額損失により業務停止に追い込まれた。ニュージーランド当局は、顧客資産が保全されるよう状況を注視している。

現在表面化したスイスショックによる海外のFX会社への影響は氷山の一角とみられ、今後も表面化することが予想される。

以上

米ベスト航空会社とワースト

米主要航空会社のベストはアラスカ航空。2位はバージンアメリカ、デルタが続く。The Wall Street Journalが複数のデータを分析、2014年の年間ランキングをまとめた。ワーストの8位はユナイテッド。下から2番目はアメリカンだった。

米住宅の弱気サイン?

米住宅建設大手のKBホームが、低い利益率が当面続きそうだとの見通しを示した。去年と比べ住宅価格の上昇が見込めないとの見方が背景。KBホーム株は13日のニューヨーク株式市場で急落した。

米住宅レント、大幅上昇

米不動産情報のTruliaによると、大都市圏のアパート賃貸料が去年大幅に上昇したことがわかった。サンフランシスコは前年比11%上昇、ニューヨークは9%上がった。給料の上昇率を大幅に上回るペース。

Apple好調

Appleは、iphoneとiPadの去年の売り上げが前年比で50%増になったと発表。アプリストアが記録更新、実店舗のアップルストアも好調だった。

apple watchそっくり

ラスベガスで開かれている世界最大の家電ショーCESで、中国企業数社がApple Watchそっくりの腕時計を展示。FT報道。本物350ドルに対し60ドルの定価。